一日の生活:チーフテクノロジー兼プロダクトオフィサー
Digital Signage Todayが、nsignのCTPOであるTeresa Rojas Rajsを特集。製品・技術・セキュリティを兼ねる役割、学術的なAV研究から歩んできた経歴、優先順位付けとシンプルさに関するアドバイスについて。
Digital Signage Todayのキャリアシリーズに、SaaS企業nsignのチーフテクノロジー兼プロダクトオフィサーであるTeresa Rojas Rajsが登場。2026年10月1日のインタビューで、Rojasは製品・技術・セキュリティにまたがる役割を説明し、異例の学術的回り道を通じてこの分野にたどり着いた経緯を語った。
学術界からデジタルサイネージへ
Rojasは、バルセロナのUPCでマルチメディアエンジニアリングの博士号を取得したと述べ、その論文ではオペラ歌唱のためのテレプレゼンス学習環境——実際の指導に耐える音声映像品質を必要とする遠隔レッスン——を研究した。彼女はその仕事を、音響・映像・ネットワーク・人を同時に扱うAV世界への初めての本格的な接触と表現する。職業的には、コンサルティング、クラウドプラットフォーム、ビジネスインテリジェンス、大規模SaaSを含むソフトウェアエンジニアリングの経歴を持つ。nsignをデジタルサイネージへの直接の入り口と位置づけ、業界での最初の役職であり続けていると語る。
CTPOという役割
CTOかCPOのどちらかを務めるのではなく、RojasはCTPOと略称する複合肩書きを持つ。彼女は、会社が何を構築するかを決めつつ、それが技術的に実現可能で、スケーラブルで、コスト的に持続可能であることを確保することが自分の仕事だと述べる。またCISOの責任も担っており、セキュリティは事後レビューではなく製品判断に組み込まれていることを意味する。日々の業務には、チームの調整と阻害要因の解消、製品・技術の優先順位の見直し、毎週かなりの時間を割いて顧客・パートナー・ソフトウェアおよびハードウェアベンダーにインタビューすることが含まれる。残りの時間はアーキテクチャの議論、スケーラビリティとセキュリティの判断、採用とメンタリングに充てられる。彼女はこの分野を特異なものと表現する。世界中に接続する数千台の端末に加え、コンテンツ、データ、物理空間がひとつのエコシステムに収まるからだ。
役割へのアドバイス
Rojasは仕事で最も難しい部分を優先順位付けと特定する——顧客、チームメンバー、そして自分自身からの良いアイデアに「今はやらない」と言うことだ。最も良い部分は、本質的に複雑なものが、使う人にとってシンプルに感じられるエレガントな設計になること、そして同僚がアーキテクトやリーダーへと成長するのを見ることだと語る。同じような役割を目指す人へのアドバイスは、製品とエンジニアリングの両方の言語を話せるようになること、複雑さを恐れずに分解して取り組めること、そして好奇心を持ち続けること。
なぜ重要か
デジタルサイネージプラットフォームを評価する中小企業の専門家にとって、Rojasの語りは、ベンダーの価値の多くが製品・技術・セキュリティを兼ねるリーダーシップの判断に宿っていることを示している。彼女が重視する使いやすさという品質は、顧客が登録するずっと前に行われた判断に依存する。それらの責任を誰が担っているか、そして彼らが自らの技術スタックに何を採用するか、スケーラビリティのトレードオフをどう評価するかを理解することは、企業がSaaSパートナーを評価する方法に情報を与える。学術的なAV研究から商業的な製品リーダーシップへと渡る彼女が描写するキャリアパスは、この業界に集まる経歴の幅広さも示している。